すだちが収穫できたのでさっぱりとした中華和えを紹介したいと思います。
ささみときゅうりにすだちを皮ごと使った低脂肪なヘルシーで栄養満点なレシピを考えました。
常備菜にも出来ますので是非お試しください。保存期間は冷蔵庫で4日程度日持ちします。
料理をするとき、手洗いはもちろん大事ですが、常備菜など何日かに分けて食べる食べ物を作る際は、衛生上の観点から、手を2度洗いするか、手を洗ってから食品用の手袋を着用することをおすすめ致します。
先程冷蔵庫で4日程度保存が可能と言いましたが、あくまで目安です。保存状態にもよりますので、お早めにお召し上がりください。
材料計量
ささみ 200g
清酒 大さじ2
きゅうり 1本
すだち 2個(80g)
【調味料】
鶏ガラスープの素 小さじ1/2
砂糖 小さじ1・1/2
ごま油 小さじ1・1/2
濃口醬油 小さじ2
すりごま 大さじ2
にんにくチューブ 1g
一味唐辛子 お好みで
使う調理器具
包丁、まな板、鍋、小鍋、小鍋用の蓋、ボウル、保存容器
作り方
①きゅうりが入りそうな鍋に水1ℓを入れて沸かします。
②ささみ用の小鍋にも水1ℓを入れて沸かします。
③すだちは皮ごと使うのでよく洗ってからへたを切り落とします。
④1個は斜め半分にもう1個は真ん中半分に切って種を取り出します。
⑤斜めに切った方は大きめのボウルに果汁を絞り出します。
⑥真ん中半分に切った方は半月に薄く切ります。
⑦ささみ用のお湯が沸いたら清酒とささみを入れて再沸騰するまで茹でます。
⑧再沸騰したら弱火にして5分程茹でます。
⑨5分経ったら火を止めて蓋をして粗熱がとれるまで放置します。
放置してじっくり火入れをすることで、しっとりとしたささみに仕上がります。
⑩きゅうりは両端のヘタを切って適量の塩を振って板ずりします。
板ずりとはまな板の上で塩を振ってきゅうりを転がす下処理の事です。
※画像は片手ですが、両手で行って下さい。
きゅうりを板ずりすることで緑色の発色が良くなり青臭さとえぐみが抜けます。
⑪きゅうりが入りそうな大きめのボウルに氷水を用意します。
⑫沸かしたもう一つの鍋に塩がついたままのきゅうりを入れ30秒ほどサッと茹でて氷水に浸けます。
⑬きゅうりが冷えたら縦半分に切ってから斜め切りにします。
⑭ささみの粗熱が取れたら火傷に気をつけながら筋を取ってほぐしていきます。
⑮すだち果汁が入っている大きめのボウルに調味料を全て入れよく混ぜます。
⑯すだち・きゅうりとささみを調味液が入ったボウルに入れてよく和えます。
⑰保存容器に移したら完成です。
そのまま食べてもいいですが、冷蔵庫1時間冷やすと更に美味しくなります。
最後に
そのままはもちろん冷たい中華麺の上にかけて冷やし中華として食べても最高です!
すだちは栄養も豊富なのでまとめてみました。
すだちには主にカリウム・ビタミンⅭ・クエン酸が多く含まれています。
カリウムには体にとって余計な塩分を尿として体外に排出する効果があります。また腎臓でナトリウムの再吸収を抑制してくれる働きがあり血圧を下げてくれます。
ビタミンⅭにはコラーゲンの生成を助ける働きがあり、紫外線によって生成されたメラニンの代謝を促進する効果があります。
クエン酸には抗酸化作用によるアンチエイジング効果があります。また筋肉の疲労のもとになる乳酸を分解してくれる働きがあります。
スポーツ選手がクエン酸が含まれているレモンのはちみつ漬けや梅干しを休憩の間に食べるのはこの効果を狙っての物です。
皮にはスダチチンというすだちのみに唯一存在するフラボノイドが含まれています。
スダチチンは内臓脂肪の代謝を改善して体重減少をサポートしてくれる働きがあります。脂質が気になる方にはお勧めです。
スダチチンは他の食品よりも発見されてからの成分研究結果がまだ浅い成分ではありますが、研究されている論文を読んで特定保健用食品として近々製品が出ると私は予想しています。
研究論文は共同で研究されているため著作権の許諾が難しくリンクが貼れませんが、興味がある方は『スダチチン 論文』で検索してみるといいかもしれません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回は【ふんわり柔らか】チキンナゲットの作り方を紹介したいと思います。