アグリの料理ブログ
和食

【お肉しっとり柔らか】薬味冷しゃぶ

今回は薬味たっぷり冷しゃぶの作り方を紹介したいと思います。

冷たい物を食べる機会が多い夏は胃腸が冷えて食欲不振になりがちです。そこで薬味を積極的に摂ることで発汗作用と胃腸の動きを活発にして食欲増進してくれます。夏バテや熱中症の予防に効果的です。

材料計量

材料(2人分)

豚肉しゃぶしゃぶ用   300g

青ねぎ         20g

みょうが        4個

大葉          5枚

生姜チューブ      小さじ1

ポン酢         大さじ3

【付け合わせ】

ミニトマト       2個

レタス         1枚

使う調理器具

包丁、まな板、鍋、菜箸、ボウル小と大、ザル、ラップ

作り方

①鍋に水を1ℓ入れ沸かします。

②青ねぎは小口切りにします。

③みょうがは縦方向に千切りにします。

④大葉は茎を切り落として丸めて千切りにします。

⑤小さめのボウルに先程切った薬味、生姜、ポン酢を入れてよく混ぜラップをして冷蔵庫で冷やしておきます。

⑥お湯が沸騰したら少し小さくして沸騰するかしないかの状態で豚肉を2~3枚ずつ入れしゃぶしゃぶします。

お肉はグツグツした状態で茹でないのがポイントです。ゆっくり火入れをすることでしっとり柔らかく仕上がります。

⑦肉の色が褐色になったらボウルにザルを重ねた上に陸上げします。⑥と⑦を繰り返して全て茹でます。

陸上げとは食材を水に浸けずにザルに上げ自然に冷ます日本料理で使われる調理法の事です。

おか上げするメリットは素材が水っぽくなったり、旨味が落ちるのを防いでくれます。

⑧お肉を冷ましている間にミニトマトはヘタを取ってからよく洗い半分に切ります。レタスは手で食べやすい大きさに千切ります。

⑨お肉が触っても大丈夫なくらい冷めたら野菜と一緒に盛り付けてラップをして冷蔵庫で10分~15分冷やします。

冷やしすぎると豚肉の脂身が固まって舌触りが悪くなるので短時間冷まします。

⑩食べる直前に香味ポン酢をかけて完成です。

最後に

一度食べたら忘れられないくらいお肉が柔らかくジューシーに仕上がります。白米と一緒に食べたら最高です。もちろんビールにも合います。

薬味も良いアクセントで冷たい冷しゃぶを食べているのに体がポカポカしてきます。

薬味の効能について

最初に大まかに説明しましたが薬味には「薬」という感じが使われているように体の調子を整える効能がそれぞれあります。今回はそれを細かく解説したいと思います。

青ねぎには香り成分のアリシンが含まれており、血行促進、発汗作用効果があります。また豚肉のビタミンB₁の吸収を高めて疲労回復に効果的です。

みょうがには香り成分のアルファピネンが含まれており、食欲増進、発汗作用、消化促進作用などの効能があります。

大葉には香り成分のぺリルアルデヒドが含まれており、食欲増進作用、防腐作用などの効能があります。

生の生姜には辛み成分のジンゲロールとジンゲロンがが含まれています。

ジンゲロールとジンゲロンにはどちらも強い殺菌効果、血行促進、発汗作用があります。この他にジンゲロンには抗酸化作用があり身体の酸化を防いで若さを保ってくれます。

加熱や乾燥させた生姜にはショウガオールが生成され体を内側から温め冷え性に効果的です。

薬味の効能はいずれも辛味成分や香り成分から来ており他にもわさび、唐辛子、にんにく、ゆずなどが薬味としてあります。いずれも食欲増進や血行促進などの効能があります。上手く食事に取り入れることで夏バテや冷え性の緩和に効果があります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

次回は【簡単さっぱり】きゅうりとキクラゲのピリ辛中華風和えの作り方を紹介したいと思います。