今回は食物繊維たっぷりのごぼうをたくさん入れた豚肉と豆腐の柳川風の作り方を紹介したいと思います。栄養満点でこれ1食でビタミンⅭ以外の栄養素が全て簡単に摂れます。
柳川風とはもともと東京(江戸時代)発祥の鍋料理で柳川鍋として親しまれいます。泥臭いドジョウを美味しく食べるためにごぼうとねぎや三つ葉が使われています。近年はドジョウを入手しにくく一般家庭ではあまり食べないので鰻や肉を使った柳川風もあります。
材料計量
豆腐は木綿・絹どちらでも構いません。
豚小間切れ肉 100g
豆腐 150g
ごぼう 50g
人参 30g
舞茸 30g
卵(Ⅿサイズ) 4個
【飾り用】
三つ葉 15g
【出汁】
水 500cc
だし昆布 1枚(約8㎝)
鰹節 ひとつかみ
【調味料】
白だし 大さじ1
濃口醬油 大さじ1
砂糖 小さじ2
みりん 大さじ1
鰹使う調理器具
キッチンばさみ、包丁、まな板、小鍋、味噌こし器、ボウル、菜箸、おたま
作り方
①だし昆布をキッチンばさみで繊維を断ち切る様に互い違いに切り込みを入れます。
②小鍋にだし昆布と水を入れて中火にかけます。味噌こし器に鰹節を入れておきます。

③沸騰する直前に昆布を取り出し火を止め鰹節をこし器に入れたまま浸けます。
昆布はグツグツ煮込んでしまうとぬめりとえぐみが出てしまい上品な出汁には向かなくなってしまうので必ず沸騰する直前に取り出します。
今回は一番だしを使いたいので鰹節は火を止めてから入れ煮出ししません。
煮込んでしまうとたしかに濃い出汁はとれるのですが、繊細な鰹の香りが飛んでしまうので今回はしません。
④鰹節が沈んだら取り出して出汁の完成です。

⑤ごぼうは皮を包丁の背を使って優しく擦るように削り斜めに薄く切ります。
⑥水に漬けて15分程アク抜きをします。

⑦人参は皮を剥いて縦半分に切ってから半月切りにします。

⑧舞茸は手で食べやすい大きさに割きます。

⑨豆腐はひと口大よりもひと回り大きめに切ります。
⑩出汁にごぼうと人参を入れ中火にかけます。

⑪沸騰してきたらみりん以外の調味料と舞茸・豚肉・豆腐を入れて10分程煮込みます。
みりんは最初から入れてしまうとお肉が硬くなってしまうので最後に照り出しに入れます。

⑫煮ている間に三つ葉を1cm幅に切ります。

⑬卵をボウルに割り入れて卵白を切るようにざっと溶きます。

⑭10分経ったらみりんを回し入れて更に2分煮ます。
⑮溶き卵を全体に回しかけるように入れて火が入るまで加熱します。


⑯器に盛って三つ葉を飾ったら完成です。

最後に
ごぼうと三つ葉の香りが食欲をそそります。ご飯にかけて丼物にするのもおすすめです。
根菜と豆腐とお肉の栄養が同時に摂れます。また卵はビタミンⅭと食物以外の栄養素を含んだ完全栄養食品で栄養面もバッチリです。寝てもなんとなく疲れが取れない方や午後になるとエネルギー不足が気になる方是非お試し下さい。
出汁は時間が無ければだしパックを使って気軽に美味しく作れますのでお試し下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回はほうれん草のジェノベーゼの作り方を紹介したいと思います。